北海道に登場した国内最新型オービス
北海道に国内初登場の最新型オービスができたので見てきました
既存Hシステムに新型オービスが併設される
2017年11月30日からTwitter上に見たことの無いオービスらしき画像がアップされ始めました。レーダーパトカーの屋根に搭載されている「LSM-100」という機器がそのまま流用されている模様です。
【場所】
北海道苫小牧市美沢
国道36号線 南行き(苫小牧方面)
オービス 国道36号線 北海道苫小牧市美沢 | オービスガイド - 全国オービス情報サイト
http://orbis-guide.com/point/?key=1384826286
北海道 国道36号線 のオービスです。実際に調査した正確なオービス情報をご確認いただけます
オービスデータ
東京航空計器(株)製LSM-100を固定設置
高さ:約120cm
幅:約50cm
重量:不明
計測:スキャンレーザー
カメラ:違反車両撮影用1台、防犯用1台
※ループコイルでも計測
ループコイル埋設がテスト用だとしたら、移動もそれほど大変ではなさそうです。埼玉県と岐阜県に各1機づつSENSYS SSSという機種が仮で固定されていますが、おそらく移設はこれと大差ないかもしれません。
またこのオービスはイタズラを防ぐためにも、高速道路、歩行者や自転車が入れない国道横に設置することが前提かもしれません。
オービスについて
この日は、昨夜の初冠雪により20cmくらい雪に埋もれています。撮影当日は、朝から晴れて昼過ぎに到着したのですが、カメラ部分には雪はありませんでした。しかし、これからもっと雪が降りカメラ前に雪が付着したり、隠れたりすると思います。今回みた限りでは、その場合の融雪機能のようなものがあるかはわかりませんでした。
カメラ部拡大
窓の中にはカメラとスキャンレーザー式の計測器が入っています。奥に見えるのは防犯用カメラ、肩にのっかっているのは、GPSレシーバーのようです。
側面と背面
道路側の側面にはメンテナンス用のハッチがあり大きく開口するようです。背面は特になにもありませんが、電源ケーブルが地中に向かうのが見えます。
全国初、国内に1機、最新型オービス(北海道 国道36号線)
場所は、国道36号線を千歳空港横を南下します。
するとモダ石油という派手なガソリンスタンドが目印の「美沢交差点」があります。その交差点を通過して1分ほどでHシステムが見えます。
スキャンレーザー+ループコイル+レーダー
この最新型オービスはスキャンレーザーにより速度を計測します。
よって、現在のレーダー探知機では察知することはできません。しかし、従来からHシステムに反応するはずなので、この場所での運用に限り問題はないと思う。さらに、ループコイルによっても速度を計測しているようです。
道路のループコイル埋設跡
道路には3箇所、一定間隔でアスファルトを切った痕跡が残っています。ネット上には、雪の降る前に撮影した、ループコイルプレートの画像も上がっています。
歩道のループコイル埋設跡
新型オービスと車線のループコイルを結ぶように、歩道にもケーブルを埋めた跡が残っています。
新機種は、なぜこの場所に設置?
あくまで推測ですが、このオービスを住宅地が近くにあるようなところへ設置した場合、無人式で背も低いのでイタズラをされる可能性が高いと思われます。そこで、住宅街や歩行者がいないこの地を選んだのだと思われます。現場を走ってみて判ったのですが、アクセスがとても良いです。首都圏から飛行機で1時間ちょいで新千歳空港へ付きます。空港からオービスまでの距離は徒歩でも可能なくらい近いです。これは保守管理や動作確認などを行うメーカーからしても嬉しいに違いありません。一般の方でオービスを見に行く人は稀でしょうが、LCCを上手に使えば片道5000円前後で行くことも可能です。