移動式オービスガイド 移動式オービスガイド

最小の移動式オービスSENSYS MSSSを探る

数種類ある移動式オービスの中で一番小さくて目立たないMSSSを調査

Sensys Gatso Group - Sensys MSSS

とにかく目立たない小型オービス

スウェーデンの計測器メーカー
Sensys Gatoso Group社の製品で
「MSSS」というとてもコンパクトで軽量な移動式オービスがあります。
カメラ本体とストロボを別々の三脚にセットし
バッテリーとつなげて運用するため電源も不要です


Sensys Gatso Group - Sensys MSSS

驚くべく性能
○歩道橋やアンダーパスの上からでも捕捉可能!
○片側3車線で並走している3台を同時に捕捉可能!
○違反車・運転手・ナンバーを鮮明なカラー画像で記録!

●導入している県警

このMSSSは現在埼玉県と岐阜県で導入・運用されています。また最近神奈川県内で公道試験されている画像がSNS上に上がっていました。


●実際に設置された場所の例

どのような場所に設置されるのか?

生活道路から幹線道路やバイパスなど様々な場所に設置されてきました。
時間帯も早朝から深夜まで様々です。
運用方法は、ハイエースなどのワゴン車で警察官(2名程度)がMSSSを運搬・設置します。
通常はそのうちの1名がカメラ付近でパイプ椅子にすわり監視しています。
暑い日や寒い日は警察官はMSSSが見える位置に車を駐車して
車内から悪戯などをされないか等を見張っていることも多いです。
事前に「速度取締中」などの看板が1枚設置されていますが、設置場所や形状に規則性はなく
特に夜間などはよほど看板を探すことに集中していない限り見落とすドライバーが多そうです。


埼玉県幸手市国道4号線バイパス(新4号)移動式小型iSオービス

埼玉県幸手市惣新田
国道4号線(新4号/春日部古河バイパス)
上り(春日部方面)
設置日時:2月8日22時~翌日未明まで
識別:iSオービス
タイプ:移動式小型(可搬式)
製品名:SENSYS MSSS
事前看板:あり(青白)
警察官:(車両確認)

深夜の国道16号線に設置された移動式iSオービス

【場所】
道路名:国道16号線
方 向:外回り(春日部方面)
住 所:埼玉県さいたま市西区西遊馬
ヒント:上江橋を渡り終えたところ

【オービス】
種 別:移動式小型(可搬式)
記 号:iS
機 種:SENSYS MSSS

【その他】
2017年12月22日夜~23日未明まで設置。
反対方向にLHシステムがあります。

●レーダー探知器は反応するのか?

レーダー探知機チェック④移動式オービス編/レーダー計測/可搬式

最新のレーダー探知器なら反応するが・・
有名探知器メーカー2社の2018年モデル(小型移動式オービス対応製品)を実際にMSSS設置場所にてテストしてきました。
このオービスは速度計測にレーザーではなくレーダーを使っている為に探知できることを確認しました。
但し、反応が直前なのと音が鳴った時には既に計測済みなどということも考えられます。

●もし光ったらどうなるのか?

移動式オービスが光る瞬間 Sensys MSSS小型オービスに撮られた!(どこでもオービス)

オービスに撮影されると1週間から1ヶ月程度で呼出状(郵便)が届きます。
愛知県などでは15キロオーバーの青キップでも検挙される例がありますが
まだ埼玉県や岐阜県で青キップで検挙されたという情報はありません。

●可搬式勢力争い MSSS vs LSM-300

今後の展開

現在小型オービス(可搬式)はこのMSSS以外に東京航空計器(株)のLSM-300という機器があります。
一回り大きい白い箱型のタイプですが、速度計測にレーザーを使っているという特徴があります。
こちらは最新のレーダー探知器が全く反応しない優れものです。
国内メーカーだからなのか東京都や愛知県など多くの地域で急速に導入が進んでいます。


< 記事一覧