移動式オービスガイド 移動式オービスガイド

15キロオーバーの青切符でも検挙!!

オービスは赤切符が対象という定説を覆した情報です

オービスの定説を覆す情報を入手!

当方はオービスをはじめ交通関連情報のアプリ開発などを行なっていますが、その過程で驚く情報を目にし情報の真偽と詳細を確認しました。

移動式オービスと警察官

国道23号線(岡崎バイパス)にて運用されていた時の参考画像です。機種は同じLSM-300です


移動式オービスオービスにて青切符を切られた方へ独自取材

オービス(自動速度違反取締装置)と言えばこれまで、一般道で30キロ/高速道で40キロ以上の速度超過(赤切符)でないと検挙されないというのが定説でした。しかし今回その定説を覆す「小型移動式オービスに15キロオーバーで検挙された」という、Uさんが自分の体験と証拠の青切符などを公開して下さいました。お昼を挟んで5時間を越える取材にも、「自分への戒めと、慎重な運転の大切さが広まれば・・・」と快く協力して下さいました。

Uさんの印象は、言葉遣いも丁寧で誠実そうな会社員といったところです。運転も慎重で今まではゴールド免許でした。趣味は魚釣りです。オービスに撮影されたのは、7月2日14時頃で、仕事の道中だったそうです。場所は愛知県中川区の右側が河川、左側が土手になった堤防上の道路です。その道は30キロ制限でしたが、通り慣れた見通しの良い直線道路だった為、つい速度が乗ってしまったそうです。このような状況は日常的に車を運転するドライバーなら誰しもが陥ってもおかしくないので詳しくお話を伺いました。

移動式オービス設置場所

実際に移動式オービスが設置されていた付近の場所をUさんが撮影して送って下さいました。
オービスは三脚を短くした状態で、写真右側に設置されていたようです。
画像提供:Uさん
撮影日:2018年8月2日


青切符の画像

移動式の小型オービスに15キロオーバーで検挙された時の青切符です。
※本人の許可を得て掲載しています。
※一部加工を施してあります。


いろいろと気になることを質問

●Q:移動式オービスの存在はご存知でしたでしょうか?
○A:撮影されるまで移動式オービスは知らなかったです。

●Q:オービス付近に警察官はいましたでしょうか?
○A:2名が居て1人は座っていました。

●Q:オービスが光った時の色や強さはどのような感じでしょうか?
○A:昼間なのに一瞬フラッシュみたい光を感じて振り向いたらオービスだと分かりました。色は白です。デジカメのフラッシュのようでした。

●Q:呼出状はいつ届きましたか?
○A:7月17日に、プライバシーを保つ為に2つ折りで糊付けされた葉書が郵送されてきました。

●Q:出頭した場所はどちらになりますでしょうか?
○A:愛知県警察本部交通部の第一交通機動隊です。

●Q:出頭時の様子や手順を教えて下さい。
○A:出頭時間内に出向き受付に行くと2階へ行って下さいと言われ、出頭通知書を渡し待合室で5~10分ほど待ちました。ちなみにハガキは没収されました。しばらくして2名の警察官より別室と言うか仕切られた場所へ案内されました。向かいに警官二人と自分の状況です。

●Q:撮影された写真を見せられましたでしょうか?
○A:すぐさま写真を見せられました。

●Q:その写真はどのようなものでしたでしょうか?
○A:モノクロ写真で車とナンバー、それに顔がはっきり写っていました。その下に超過したスピードの数字がありました。その下に40-160の数字がありました。ここからが範囲なのですかね?一番下に今回のオービスの機器の内部構造?よくわからないけど・・・が載っていました。

●Q:出頭した時、警察の方より、どのような質問がありましたか?
○A:うろ覚えでよく覚えてないですが、「この道はよく通る道ですか?」「スピード出てましたけど急いでいましたか?」「この道は30キロだとわかっていましたか?」「何キロ出ていたと思いましたか?」「同乗者は居ましたか?」このようなこと聞かれました。

~~~Uさん、長い時間ご協力いただき本当にありがとうございました。~~~

ドライバーはどう対処すればよいのか?

今回設置されていた白い箱型の筐体を三脚で設置するLSM-300という機種は、 東京都をはじめ多くの地域で急速に導入が進んでいます。
ゾーン30や生活道路以外にも幹線道路やバイパスなどでも運用されています。雨の日でも深夜でも目撃情報が多くあります。
最新のレーダー探知器でも探知できない上に数時間で移動するため設置場所を特定することは困難です。
さらに愛知県や東京都では、手前にあるはずの"予告看板"を出さずに運用しているので、まさに最強の速度抑止装置です。
レーザーを検知できる探知器が開発されたり、情報共有型アプリの利用者が増えるまでは、オービスの設置を事前に察知することは不可能に近いです。
ドライバーとしては、いかなる場所でも慎重な運転を心掛けることが検挙されない最善の対策だと思います。

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